先日、新メニューとしてご紹介いたしました、オイルドジャケットのクリーニング&リプルーフ
早速ご依頼があり作業をしております!
バブア―ではないですが、イングランドの【OPEN AIR】というブランドのオイルドジャケットです。
もちろんクリーニング表示は全て「 ✕ 」です。
お客さまが古着屋で購入されたみたいですが、オイルの酸化でかなりの異臭があったそうです。
あまりにも臭うのでご自身で水洗いをされたようですが、私が商品を確認した時でもまだまだ臭いが残っていました。
水洗いとの事だったのでオイルはまだ少し残っている状態です。
臭いの原因は、オイルの酸化とカビかと思われます。
お客様にクリーニングのご提案をさせて頂き、クリーニング + 水洗い + リプルーフ をすることになりました。
STEP1 検品後からのクリーニング
検品では破れ、シミなどを確認します。
その後、身幅・着丈・裄丈などクリーニング前の寸法を測ります。
そしてクリーニングでほぼ全ての古いオイルを落とします。
初めのクリーニングだけでも結構臭いや汚れも落ちました。
今回はさらに臭い、汚れを落とす通常クリーニング後の水洗いがあります。
【バブア―クリーニング】とネットで検索して出てくるクリーニング方法ですと生地が縮んでしまいますが
クリーニングハラダでは、縮まずに汚れを落とす方法で進めます。
STEP2 しっかり乾燥
水洗い後の乾燥方法も少しコツがいります。
クリーニング後にしっかり乾燥させたのがこちら
かなりスッキリしました。
オイルドジャケットのオイルを落とすとかなり明るい色になります。
袖の白くなっている所はスレによる脱色なので、今回はこのまま仕上げます。(色かけをしてからリプルーフするとより目立たなくなります。)
袖が長いコートなので恐らく袖を内側に折り曲げて着ていたんだと思います。
STEP3 リプルーフ
クリーニングハラダではリプルーフ専用の温室を完備しております。
この温室で作業する事でオイルは常にサラサラな状態を保ち、ムラなく塗り込むことが出来ます。
もちろんオイルドジャケット専用のオイルを使用します。
右側だけリプルーフした状態です。もう一度薄目に塗り込みます。
まだ塗ったばかりの写真で完全に馴染んではいませんが、風合いはバッチリです。
この後、左側とフードまで全てリプルーフをしていきます!
この続きは、仕上がり時点で投稿します。
クリーニング&リプルーフの受付方法などはこちらをご覧ください。
【Barbour】オイルドジャケットのクリーニング&リプルーフ【バブア―】